ゼロベースで自分の売りを見つけてください

転職の際の自己PRについて、注意すべき点、押さえておいた方がいい点をお話ししましょう。

まず、これは新卒の就活と同じですが、より有効な自己PRをするために欠かせないのが、自己分析です。自己分析をする時に、転職者が意識すべきなのは「ゼロベースで自分の真の姿を見つめなおす」ということ。

新卒の場合は、ほとんどの人は初めての自己分析ですので、自然にゼロベースになるでしょう。

けれど、転職だとどうしても「自分はこういう人間だ。これが強みだ」という先入観があって、ゼロベースにはなりにくいものです。

最初からそのように決め込んでしまっては、本当の自分の魅力を見過ごしてしまうことにもなりかねません。

ですから、ぜひ、ゼロベースから自分という人間の分析と評価をし、「ここがウリ」というポイントを見つけるようにしましょう。

たとえば、新卒での就活の際は、「リーダーシップがあるのが自分の強み」という自己PRをしたとしましょう。

しかし、社会人になって経験を積むうちに、「自分は実はリーダータイプではなく、参謀タイプだった」と気づくこともあります。つまり、社会人としての経験によって、自己評価が変わるケースです。

先入観を捨てて自己分析すれば、そうした「ほんとうの自分の姿」が見えてくるわけです。

採用する側にしてみると、リーダーシップがある人ばかりを採用したいわけではありません。参謀型の方が魅力的と感じる担当者もいます。

そのようにして見つけた強みを説明する際は、社会人としての具体的経験ンをエピソードとして紹介しましょう。

つまり、「前職でこういう仕事を経験する中で、自分が参謀タイプの人間であることに気づきました。

前職の上司からも、そう評価していただきました」というように説明するのです。

もう一つのポイントは、その強みを応募先の企業で生かすことができるというアピールをすること。

単に「自分はこんな人間です」というように自己PRするのではなく、「自分のこうした能力や特性、性格、実績は、御社の仕事で生かせると確信しています」とか、「最大限に生かせるように努めます」というようにアピールしましょう。

つまり、「私を採用することは、御社にとってメリットがありますよ」という含意を持たせることによって、より効果的な自己PRにするのです。


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